Macで経営状況分析を依頼したい
経営事項審査を受けるために必要な「経営状況分析(Y点)」ですが、取得には専門の分析機関に依頼する必要があります。各社の専用システムでデータ作成を行えますがOSはWindowsのみ対応でMacは非対応です。では、Macで経営状況分析を依頼するにはどうしたら良いのでしょうか。
1.仮想デスクトップの構築
本記事では、仮想デスクトップ構築による対応の仕方をご紹介します。
使うツールは「Paralles」という専用のシステムです。
一般的な使用用途はエンジニアの方がWindowsのアプリを使用してシステム開発をしたり、ゲーム好きな方がWindows対応のゲームをしたりする際に使用します。
今回私が使用した環境は下記のとおりです。
【環境】 パソコン:MacBook Air OS:M1チップ 経営状況分析機関:一般財団法人建設業情報管理センター(以下、CIIC) 使用ツール:Parallels |
では、手順について解説をしていきます。
2.手順1 Parallelsをダウンロードしよう
Parallelsは年間契約のため、契約したはいいもののうまく作動しなかった場合を懸念し、まずはトライアルにて行いました。
Parallelsのサイトよりトライアルを申し込みします。
トライアル期間は14日間です。
ダウンロードはパソコンでのみ可能なため、メールアドレスの設定はPCアドレスにしましょう。
設定したメールアドレスにダウンロード用のメールアドレスが届きます。
メールのURLをクリックするとダウンロードシステムが働き、下記のダウンロード画面が表示されます。
「インストール」をクリックするとすぐにParallelsのダウンロードが完了します。
インストール方法自体はYouTubeに解説がありますのでなんとなくわかります。
なんとも簡単。
さて、あとはCIICのソフト(なんでも経審Plus)をダウンロードしてすぐに経営状況分析の依頼を、、、
とは残念ながらいきません。
MacにMac用のWindowsOSを購入・ダウンロードする必要があります。
「え、結局お金かかるじゃん…」
ご安心ください。
WindowsOSはParallelsのダウンロードに続き実行することができ、特に課金することなくダウンロードができました。
今回はあくまでトライアルのため無料で利用できただけの可能性があります。
システムエンジニアの方の情報では、Mac用のWindowsOSは購入する必要があるそうです。
費用は約2万円です。
3.手順2 CIICのソフトをダウンロードしよう
Parallelsのダウンロード前はCIICのソフトが解凍・展開できませんでした。
ですがParallelsをダウンロードすると解凍できるようになり、システムをダウンロードすることができます。
今回は「なんでも経審プラス」をダウンロードします。
ダウンロード方法はWindowsと共通のため、手引き通りにダウンロードを進めていきます。
無事、ダウンロードができました。
このあとデータ作成、経営状況分析依頼まで行いましたが特段問題なく行えました。
4.おわりに
今回私は先述した下記の環境下にて行いました。
【環境】 パソコン:MacBook Air OS:M1チップ 経営状況分析機関:CIIC(ソフト名:なんでも経審Plus) |
経営状況分析機関はCIIC以外にもワイズ社等複数あり、他分析機関で再現性があるかどうかは保証いたしかねます。
建設業者様でパソコンがMacしかないというケースは珍しいかと思いますが、ご参照いただけますと幸いです。
【岩手・盛岡で経審申請と言えば“行政書士いのうえ法務事務所”!】
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